ミスジが安い理由
外国産のみすじは硬くて癖がある
現在日本では輸入されたみすじを取り扱うことが多い。
特にアメリカ産やオーストラリア産のみすじは焼肉やステーキなどで出されることが多い一方で、実はこれらのみすじは癖があり、筋張って硬いことでも有名である。
そのため、自宅で食べる際には、筋の処理が必要な場合もあり、需要はあまり高くない。
結果、外国産のみすじは安く販売されている。
国産のみすじは脂肪分が多く、あまり需要がない
もちろん国産のみすじも流通されていますが、こちらも需要が少なく、安い価格で販売されています。
その一番の理由は筋張った硬さにもあるが、それ以上に脂肪分である。
国産のみすじは「噛み応えがあっておいしい」という意見もある一方、脂肪分が多く、100gあたり200㎉を超えてしまう。
そのため、健康を気にしている人や胃もたれしやすい人などはあまり注文していないのが現状だ。
また、国産のみすじは焼肉に使われることが主流だが、焼肉と聞くと「カルビ」や「ロース」、「タン」といったメジャーな部位が最も注文されやすい。
そのため、みすじ自体あまり注文されないこともあり、安く提供されている。
みすじよりもサーロインが主流
先ほど国産のみすじは脂肪分が多いと話しましたが、霜が乗ったお肉を食べたいと考えると、多くの人はサーロインを想像するのではないか。
実際、ネット上では霜降り牛と言ったら、「肩ロース」や「サーロイン」を思い浮かべる人が多い。
その中でも、国産のみすじと脂肪分や食感が似ているサーロインはより主流のため、注文されやすい。
主流な理由として、一番は「筋が少なく、脂のりがいい上やわらかい」という意見が散見される。
脂のりもいいが、筋があり噛み応えのあるみすじと比べると、サーロインが選ばれやすいのは納得がいく。
結果、国産のみすじはサーロインよりも安く提供されている。
ミスジの口コミ
やよい軒のミスジステーキ定食のお肉が固すぎるし、まずい。食べた後にものすごく後悔した。あんなん売ったらあかん。
A5のミスジが30%オフだったので〜。 でもいい肉はモタれるな。。脂質も多いし。。
ミスジステーキはなんと400円!脂がよく乗り、酒のアテには堪らない(^_^)
すごく柔らかいと評判で期待して買ったけど、思ったより硬く感じました。
コストコのミスジステーキをスライスして臭い消しで生姜とにんにく、お醤油に漬けこんでる。食べるとちょっと気になる臭みがあるんよね。
ミスジステーキ最高では…コスパ良し柔らかさ良し味良し……上手く焼けた
まとめ
今回はみすじがなぜ安いかを取り上げたが、改めて、みすじが安い理由は主に3点ある。
- 外国産のみすじは処理が必要であること
- 国産のみすじは脂肪分が高くカロリーも高いこと
- 脂肪分の含まれたみすじよりもサーロインのほうが主流であること
しかし、国産のみすじの中にはおいしいと絶賛されるものもある。
代表的なのが「松阪牛のみすじ」。
「松阪牛のみすじ」はとろけるような美味しさで、とある旅館では高価なものとして提供されている。
また、お店側の処理によっては、外国産のみすじもおいしく食べることができる。
ぜひみすじがおいしく食べられるお店を探してみるのもいいかもしれない。