ジェットスターはなぜ安い?手荷物制限で燃料費節約、場所代、自社窓口なし

ジェットスター 旅行

出典:ジェットスター

ジェットスターは、オーストラリアのカンタス空港が設立した国内線・国際線格安航空会社(LCC)だ。

日本では日本航空(JAL)と三菱商事が加わりジェットスター・ジャパンとして展開している。

日本ではLCCの先駆けとしても知られるジェットスターの、安さの秘密を探る。

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ジェットスターはなぜ安いのか?

人件費など、コストを抑えているから安い

ジェットスターは、とにかくコストカットを最重要とし全体の価格を抑えている。まず、自社の窓口を持っていない。

ANAやJALには購入窓口があるが、ジェットスターはそこにかける費用を抑え、チケットはすべてウェブサイトにて予約・販売を行っている。

人件費をはじめ、光熱費や家賃などのコストを削減し、価格に還元しているといえる。

また、機内でのドリンクサービスなども基本的にない。機内食やドリンクはオプションで追加するスタイルだ。ビニール袋に入ったイヤホンなどもない。

もともといらないという人にとっては、安いし、いいことしかないだろう。

手荷物を制限して、燃料費を節約しているから安い

機内に持ち込む手荷物の重量を厳しく制限し、燃料費を抑えていることも理由のひとつだ。

飛行機が飛ぶためのコストとして、一番大きな割合を占めているのが燃料費。ここを少しでも安くし、チケット代に還元している。

機内に持ち込める手荷物は2個までで合計7キロを限度とし、大きさも明確に決まっている。そしてそれを超えてしまうと預け入れとなり、オプションとして追加料金がかかるなどかなりシビアである。

筆者も旅行に行った際にジェットスターを利用したことがあるが、この7キロ、意外と少ない。行きは余裕でも、帰りに少し重いお土産などを買うと不安になる余裕の無さだ。

危ないかもしれないと買って帰るのを諦め、直前の計量で「まだ余裕があったのに」と悔しい思いをしたこともある。

空港に払う場所代を節約しているから安い

ジェットスター・ジャパンは、成田空港を拠点としている。羽田には発着しない。そこでまず、立地によるコストの節約をしている。家賃も随分違ってくるだろう。

筆者は東京在住のため圧倒的に羽田空港の方が近くて便利だが、LCCにのるために成田空港に行ったことは何回もある。そこの交通費や時間を考えても、時期や便によってはかなりお得と言えるのだ。

そして、空港内に飛行機までの通路もない。通路はあるのだが、屋根が少しあるような外のようなところを延々歩く。

もちろんシャトルバスもあるので安心だ。これも、空港の中に通路を作ると使用料がかさんでしまうからという理由のようだ。

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ジェットスターの口コミ

利用が平日だったとは言え、1か月前に計画した週末旅行の札幌旅行の片道が9000円台だったのはお得だった印象

搭乗までも長いけど、帰宅時は長すぎる廊下を歩かなければ、外に出れない…座席は3-3なので、後方窓側座席だとちと辛い…

サイズや重量オーバーで追加料金料金を払わされている方が何人かいました。要注意です

成田空港から関空までのフライトで利用しました。空港でも機内でもサービスに特に不満はありませんでした

エコノミーな分、席は狭く、ドリンクのサービスもありませんが、1.5時間の短時間フライトとLCCならではの安さを考えれば、総合的に判断しても文句無しです

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まとめ

手荷物のことや立地のことなど、最初に把握しておく必要はある。

「羽田と思ったら成田だった!間に合わない」ということのないようにしたい。

メリット・デメリットを理解した上で、お得に利用することを考えるのがいいだろう。